Gallery [Install Maniax 2009]

インストールマニアックスの最後にインストールするのは Gallery
直前にインストールしたのと同じ Photo Gallery の Web アプリケーションで、その名も素直に Gallery とそのまま。

Gallery 公式 Web サイト

ソースのダウンロードと展開

公式サイトの上部にある「downloads」のリンクをクリックして、ダウンロードページを表示する。
普通なら素直に、ダウンロードページに大きく表示されている「Download Gallery」のボタンをクリックしてダウンロードするところだが、これだと英語版になってしまう。
そこで「Download Gallery」のボタンのすぐ下に書かれている「Full list of download packages」のリンクをクリックする。
すると、Gallery が提供している全てのパッケージが一覧されているページが表示される。

Gallery ダウンロードページ Gallery ダウンロードパッケージ全リスト

この全てのパッケージが一覧されているページの、「Packages」の章を読むと Gallery のパッケージには英語版と全言語版 (対応している言語モジュール全てが同梱されている版) があることが分かる。
また、「Typical」(標準)、「Full」(全て)、「Minimal」(最小)、「Developer」(開発ツール同梱) それに「Preinstaller」(簡易インストーラ付き) といった、含まれるファイルの種類が違うものもあることが分かる。
ここでは、「Full」の全言語版の zip 形式をダウンロードする。

ダウンロードしたファイルは今までと同様に、c:varwwwInstallManiax フォルダに展開する。
できたフォルダにはバージョン番号がついているので、これを削除しておく。

展開したフォルダ フォルダ名を変更

画像保存フォルダの作成

Gallery は Photo Gallery の Web アプリケーションであるために、当然ながら画像ファイルがアップロードされることが前提になる。
アップロードされた画像ファイルは、サーバー上のどこかのフォルダに保存されなくてはならない。
Gallery ではこの保存フォルダを、セキュリティ上の観点から Web ブラウザで参照できないように、IIS (Web サーバー) が公開しているフォルダ以外の場所に作成しておくことを推奨している。

このために、IIS で公開するためのフォルダのひとつ上の位置 (c:varwww フォルダ) に gallery_data という名前のフォルダを作成しておく。

画像保存フォルダの作成 画像保存フォルダの作成

なお、先にインストールした Coppermine Photo Gallery では、アップロードされた画像ファイルは、Coppermine Photo Gallery をインストールしたフォルダの中にある albums フォルダに保存されるようになっている。

ファイルとフォルダのアクセス権

ここでアクセス権を設定をする。
Gallery で書き込み権限が必要なファイルやフォルダは、先ほど作成した画像保存フォルダだけなので、このフォルダに対して IUSR アカウントに「変更」の権限を追加しておく。

ファイル (なし)
フォルダ c:varwwwgallery_data

PHP エクステンションの追加

Gallery は、PHP のエクステンションに GD と Gettext エクステンションを要求している。
これについては OpenCart をインストールしたときに追加しているとほぼ同様な手順になり、そのときとの違いは、GD エクステンションを選択するときに Gettext エクステンションを一緒に選択することだけだ。

Image8
なお、PHP に Gettext エクステンションを追加したことによる不具合なのか、PHP をインストールしたフォルダにある php.ini ファイルに「error_log = …」の行が存在していないとエラーになるようになってしまった。
実際に PHP のエラーを記録するのでなければ、「error_log = …」の「…」は有効なファイル名でなくても良さそうだ。

データベースの準備

次にデータベースを作成する。
Gallery で使うデータベースは以下の通り。

データベース名 gallery
接続アカウント *(acct)* (セキュリティのため伏字)
接続パスワード *(pass)*

これを MySQL のコマンドラインから以下のコマンドを使って登録する。

データベース登録

Gallery は、MySQL 以外に、PostgreSQL や Microsoft SQL Server、ORACLE、IBM DB2 にも対応していることを書き添えておく。

Gallery のインストール

Web ブラウザで Gallery を展開したフォルダ http://maniax.compnet.jp/gallery/ にアクセスすると、Gallery インストーラの「ようこそ」ページが表示される。

インストーラ ようこそページ

Web ブラウザの言語を判定しているようで、最初から日本語で表示されている。
「言語を選択」欄で他の言語を選択しても良いが、特に他の言語に変えることもないので、このまま「インストールを始める>>」をクリックして、次に進む。

「確認」ページが表示されるが、そこにエラーが表示されている。
エラーメッセージを読むと、「login.txt ファイルを作成しろ」とある。

Image11

このエラーメッセージに沿って、login.txt ファイルを Gallery を展開したフォルダに作成する。

ファイルの作成 ファイル名の変更 login.txt ファイル

作成した login.txt には、「確認」ページの中程に書かれている文字列を記入しておく。

login.txt を作成したら、Web ブラウザに表示されている「確認」ページを再読込する。
すると今度は「認証に成功しました」という表示に変わる。

認証に成功

「認証に成功しました」という表示を確認できたら「続けてステップ 2 へ>>」をクリックすると、「システムチェック」ページが表示される。
なお、PHP をインストールしたフォルダにある php.ini ファイルに「output_buffering = On」と記述されているときは、「システムチェック」ページには警告が表示される。

システムチェック ページ (output_buffering=On)

警告メッセージによると、「output_buffering = On」の場合は基本的な動作には問題ないもの、ビデオ映像などのサイズの大きなファイルの扱いや、進捗を表示する部分などで若干の不具合がでるらしい。
この不具合を気にしないのなら、このまま「続けてステップ 3 へ>>」をクリックする。

この不具合が気になら、PHP をインストールしたフォルダにある php.ini ファイルの 150 行目付近の「output_buffering = On」を「output_buffering = Off」に変更してから、Web ブラウザに表示されている「システムチェック」ページを再読込すると、警告の表示が無くなる。

システムチェック ページ (output_buffering=Off)

「システムチェック」ページで「続けてステップ 3 へ>>」をクリックすると、次に「インストールタイプ」ページが表示される。

インストールタイプ ページ

「標準インストール」と「マルチインストール」のいずれかを選択するようになっているが、説明を読めば分かるように、ここでは「標準インストール」を選択して「続けてステップ 4 へ>>」をクリックする。

次に「ストレージセットアップ」ページが表示される。
「ディレクトリパス」欄に、先の「画像保存フォルダの作成」で作成したフォルダをフルパスで入力して「保存」をクリックすると、保存フォルダの設定に成功した旨のメッセージが表示される。

ストレージセットアップ ページ ストレージディレクトリの設定成功 ページ

保存フォルダの設定が成功した旨のメッセージが表示されたページで「「続けてステップ 5 へ>>」をクリックすると、「データベースセットアップ」ページが表示される。

RDBMS に MySQL を使用するので「データベースタイプ」欄で「MySQL (v3.23.34a 以上)」を選択する。
「DB ホスト名」欄には「localhost」を、「DB ホスト名」、「DB ユーザ名」、「DB パスワード」、「データベース名」の各欄には「データベースの準備」で決めた「接続アカウント」、「接続パスワード」、「データーベース名」を入力する。
「テーブルのプレフィックス」、「カラムのプレフィックス」の各欄は、「g2_」、「g_」のまま変更することはない。
「データベースセットアップ」ページの各欄を埋めて「保存」をクリックすると、データベースの設定に成功した旨のメッセージが表示される。

データベースセットアップ ページ データベースセットアップの設定成功 ページ

データベースの設定が成功した旨のメッセージが表示されたページで「続けてステップ 6 へ>>」をクリックすると、「管理者ユーザ設定」ページが表示される。

「管理者ユーザ設定」ページでは、「管理者ユーザー名」、「パスワード」、「管理者メールアドレス」、「管理者フルネーム」の各欄を適宜入力して「次へ」をクリックすると、管理者ユーザーを作成した旨のメッセージが表示される。

管理者ユーザ設定 ページ 管理者ユーザ情報の入力成功 ページ

管理者ユーザーを作成した旨のメッセージが表示されたページで「続けてステップ 7 へ>>」をクリックすると、設定ファイルの作成に成功した旨のメッセージが表示される。
さらに「続けてステップ 8 へ>>」をクリックすると、Gallery の主要モジュールのインストールに成功した旨のメッセージが表示される。

設定ファイル作成成功 ページ コアモジュール インストール成功 ページ

Gallery の主要モジュールのインストールに成功した旨のメッセージが表示されているページの説明によると、ここまで進めておけば、一応 Gallery が使える状態になっているらしい。
ただしこのページをよく見ると、インストール作業がもう少し残っているようにも見えるので、「続けてステップ 9 へ>>」をクリックして、もう少し先を進めてみる。

Gallery の主要モジュールのインストールに成功した旨のメッセージが表示されているページで「続けてステップ 9 へ>>」をクリックすると、「プラグインをインストール」ページが表示される。
このページには、Gallery で使用できるプラグインが全て表示される (Gallery ではプラグインをモジュールとも表記しているので注意が必要。)。
ダウンロードした Gallery のパッケージが「Full」であったため、ここには膨大な数のプラグインが表示された。
必要なプラグインにチェックを入れて「選択したモジュールを有効化」をクリックすると、チェックしたプラグインが有効化され、再度「プラグインをインストール」ページが表示される。
プラグインを有効化した後の「プラグインをインストール」ページには、インストール後に改めて Gallery の「サイト管理」ページで、設定を調整しなくてはならないプラグイン (モジュール) が赤字で表示されるので、それを控えておく。
必要なプラグインの有効化を終えたら、「続けてステップ 10 へ>>」をクリックする。

プラグインをインストール ページ プラグインをインストール (有効化済み) ページ

「プラグインをインストール」ページで「続けてステップ 10 へ>>」をクリックすると、「セキュリティをチェック」ページが表示されるので「続けてステップ 11 へ>>」をクリックして、インストールを完了させる。

セキュリティをチェック ページ 完了ページ

最後に表示された「完了」ページで「Gallery を訪れる」をクリックすると、Gallery のメインページが表示される。

これで Gallery のインストールが完了になるが、「プラグインをインストール」ページで有効化したプラグインによっては、「サイト管理」ページで設定を必要とするものがあるかもしれない。

「サイト管理」ページを表示するためには、管理者ユーザーで Gallery にログインしなくてはならない。
まずはメインページの右上にある「ログイン」のリンクをクリックしてログインページを表示させる。
次に、「管理者ユーザ設定」ページで入力した「管理者ユーザー名」と「パスワード」を、「ユーザーネーム」欄と「パスワード」欄に入力して「ログイン」をクリックする。
これで管理者ユーザーで Gallery にログインできる。

Gallery メインページ ログインページ

「サイト管理」ページは、ログイン後のメインページの右上にある「サイト管理」のリンクをクリックすれば表示できる。

ログイン後のメインページ

Gallery のユーザーの登録

今はまだ、インストール途中の「管理者ユーザ設定」ページで入力した管理者ユーザーを除き、Gallery に登録されているユーザーは一人いない。
そこで次に Gallery にユーザーを登録するとしよう。

Gallery に管理者ユーザーでログインしていなければ、管理者ユーザーでログインしておく。
「サイト管理」ページを表示したら、左側の「管理オプション」の中の「ユーザー」のリンクをクリックして「ユーザー管理」ページを表示させる。

サイト管理ページ ユーザー管理ページ

「ユーザー管理」ページには Gallery に登録されてユーザーの一覧が表示されるが、インストール直後は「admin」(管理者ユーザー) と「guest」のふたつだけだ。
「admin」は当然のこととして、「guest」も特殊な意味合いを持つユーザーとして登録されており、これらを削除することはできない。
このため新しく登録するユーザーには、「admin」とも「guest」とも異なるユーザーネームを付けなくてはならない。

新しいユーザーを登録するには「ユーザー管理」ページで「ユーザー作成」をクリックする。
「ユーザー新規作成」ページが表示されるので、このページの各欄を入力して「ユーザー作成」をクリックしてユーザーを登録する。

ユーザー作成ページ

ページの右上にある「ログアウト」のリンクをクリックすれば、登録したユーザーでログインし直すことができる。


ここでインストールした Gallery は http://maniax.compnet.jp/gallery/ (インストール マニアックス 2009 のルールで規定される公開期限を過ぎたために、サイトを閉鎖した) で参照できる。

メインページの右上にある「ログイン」をクリックして表示されるログインページで、「ユーザネーム」欄に「test」、「パスワード」欄に「guest」と入力して「ログイン」をクリックすれば、この Gallery にログインすることもできるようになっている。

関連記事

  • Coppermine Photo Gallery [Install Maniax 2009]2009.5.14 (木) Coppermine Photo Gallery [Install Maniax 2009] インストールマニアックスも大詰め。 続けて Coppermine Photo Gallery […]
  • OpenCart [Install Maniax 2009]2009.5.11 (月) OpenCart [Install Maniax 2009] インストールマニアックスの作業で出ていた不具合は、「Install Maniax のアクセス権の不具合が分かった!! …のか?」で解消したことにして、OpenCart をインストールしてみる。 OpenCart […]
  • PHProjekt [Install Maniax 2009]2009.5.14 (木) PHProjekt [Install Maniax 2009] インストールマニアックス 2009 の予選期間も残り僅か。 あと幾つの OSS がインストールできるのだろう。 それはさておき、次に手がけたのは PHProjekt。 名称からプロジェクト管理ソフトだろうと目星をつけていたが、公式サイト […]
  • Joomla! [Install Maniax 2009]2009.5.12 (火) Joomla! [Install Maniax 2009] 今日は joomla! をインストールする。 公式サイトは http://www.joomla.org/。 Joomla! の日本語化は Joomla! Japanese Translation Team […]

コメントを残す