CentOS 5.6 をメールサーバーに (Dovecot のインストール)

PostfixAdmin のインストールを終えて Postfix も動くようになった。
引き続いて、Dovecot をインストール、設定していく。

Doevecot は CentOS の標準リポジトリで提供されているものを使う。
このためインストール自体は yum install dovecot コマンドを実行するだけだ。

Dovecot の設定は /etc/dovecot.conf ファイルと、このファイルの中で指定したいくつかのファイルで行う。
パッケージに標準で添付されているファイルを極力編集したくないという点については、残念ながら Dovecot には適用できない。
仕方ないので /etc/dovecot.conf ファイルを直接編集する。

/etc/dovecot.conf ファイルはかなり大きく、1000行以上のサイズがある。
この行数の大半は各々のパラメーターに対するコメントであり、コメントを除けば 4 分の 1 程度の行数しか残らない。
修正箇所は以下の通りであり、その説明は省くが、該当箇所のコメントを読めばおおよその見当はつくだろう。

/etc/dovecot.conf (修正前)
/etc/dovecot.conf (修正後)

dovcot.conf ファイル中の first_valid_uid パラメーター (327 行目) と last_valid_uid パラメーター (328 行目)、および first_valid_gid パラメーター (334 行目) と last_valid_gid パラメーター (335 行目) の値は、 awk -F ':' '$1 == "mail" { print "uid=" $3 " gid=" $4; }' /etc/passwd コマンドを実行した結果に基づく。
このコマンドは Postfix をインストール、設定したときに使ったのと同じものだ。

上のコマンドを実行すると ‘uid=8 gid=12’ のような結果が表示される。
表示された結果の ‘uid=’ の値を first_valid_uid パラメーターと last_valid_uid パラメーターに、’gid=’ の値を first_valid_gid パラメーターと last_valid_gid パラメーターに記述する。
筆者の環境では ‘uid=8 gid=12’ という結果が表示されたため、該当箇所は以下のようになる。

また、dovcot.conf ファイルの 871 行目と 932 行目で args = /etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf のように、args パラメーターに /etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf ファイルを指定している。
ここで指定しているファイルは、Dovecot のパッケージには含まれないので、自分で作成しなくてはならない。

/etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf ファイルには MySQL サーバーなどのデータベースからメール アカウントに関する情報を取得する方法を記述する。
真面目にやるなら、MySQL サーバーに Dovecot が接続するためのユーザーとパスワードを登録するところなのだが、どうせ検索クエリー (SELECT 文) を実行するだけなのので、前回のPostfix のインストールの際に登録したユーザー (postfixuser) をそのまま転用する。

それでは、/etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf ファイルを以下の内容で作成する。

/etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf
PostfixAdmin をインストールしたときに作成したデータベースが ‘postfix’ であるとし、これに接続するユーザーを ‘postfixuser’ に、パスワードを ‘postfixpass’ にしている。

password_query の行の ‘8 AS userdb_uid’ と user_query の行の ‘8 AS uid’ の ‘8’ は、dovecot.conf の first_valid_uid パラメーター (327 行目) および last_valid_uid パラメーター (328 行目) と同じ値であり、‘12 AS user_gid’ と ‘12 as gid’ の ‘12’ は first_valid_gid パラメーター (334 行目) および last_valid_gid パラメーター (335 行目) と同じ値を指定する。

/etc/dovecot.conf ファイルを修正、編集し、/etc/dovecot.conf ファイルの中で指定した /etc/dovecot-postfixadmin-mysql.conf ファイルを作成したら、Dovecot をサービスとして登録し、さらに起動するために以下のコマンドを実行する。

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