Hyper-V 上の CentOS でマウス統合も

Hyper-V のゲスト OS のサポートに CentOS が追加されたのを機に、CentOS に Linux 統合サービス (Linux Integration Services) をインストールしてみたことを前々回の記事で書いた。
準仮想ドライバーが使えるようになり、ネットワークなどのパフォーマンスが上がったことや、Hyper-V マネージャーからシャットダウンができるようになったことも嬉しいが、何よりも時計のずれがほとんど無くなったことが大変に喜ばしい。

しかし残念 (?) なことに Linux 統合サービス (Linux Integration Services) では、Hyper-V マネージャーのゲスト コンソールとその外部の間の、シームレスなマウス カーソルの移動がサポートされていない。
Linux 統合サービス (Linux Integration Services) に添付の‘Linux Integration Services v2.1 Read Me.pdf’ファイルによると、、Citrix Project Satori で提供されている inputvsc を使うと、これが実現できるらしい。

inputvsc を CentOS にインストールするには、Citrix Project Satori の Web サイト (英語) から inputvsc.iso をダウンロードしてこれを使うって行う。
Linux 統合サービス (Linux Integration Services) と同様に、inputvsc もソース コードからのコンパイルが必要、つまり予めパッケージ マネージャーで「開発ツール」をインストールしておく必要がある。

ダウンロードした inputvsc.iso を仮想マシンの DVD ドライブに割り当て、CentOS の /media/CDROM/ ディレクトリにマウントされたことを確認したら、以下のコマンドを実行して inputvsc.iso の内容を /opt/inputvsc/ ディレクトリにコピーする。

コピーしたら umount /media/CDROM コマンドを実行してマウントを解除し、更に仮想マシンの DVD ドライブへの割り当ても解除しておく。

以下のコマンドを実行して、inputsvc をコンパイル、インストールする。

Linux 統合サービス (Linux Integration Services) では make コマンドを実行してから改めて make install コマンドを実行するといったように、コンパイルとインストールを分けて行ったが、inputsvc では setup.pl inputdrive コマンドの一発でコンパイルとインストールが行われる。

インストールが終われば、CentOS を再起動しなくても inputsvc が有効になっている。
少し動きはぎこちないが、マウス カーソルのシームレスな移動ができるようになったはずだ。
環境の問題かもしれないが、ゲスト OS 上のマウス カーソルの動きがホスト OS 上の動きよりも若干遅れがちで、使っていると徐々にずれが大きくなってしまう。
とりあえずは我慢して使うか、マウス統合を諦めるしかないのだが、これは何とかならないものだろうか。

なお、前々回の記事とこの記事では「山市良のえぬなんとかわーるど: CentOS 5.6 を Hyper-V 仮想マシンにインストールしてみた」を参考にした。

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