VMware Player 3.0 の不可解

VMware Player 3.0 にいくつかのゲスト OS をインストールしたところ、3 点ほど妙な箇所に気がついた。
片方は、妙だというだけで特に不都合があるわけではないが、もしかするといずれどこかで不都合が生じることになるのかもしれない。

まずは、あくまでも妙だというだけの箇所から紹介しよう。
それはインストール時に認識されるキーボードの種類だ。

キーボードが 101/102 キーボードで認識される

Windows XP / 7 の場合

通常だと、日本国内で一般的な PC に Windows 7 などをインストールしたときに、OS が認識するキーボードの種類は「日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー)」になる。
希にキーボードの種類を正しく認識できなかったりで「101/102 英語 キーボード」になることもあるが、この場合はキートップの刻印通りの文字が入力できなくなるために、改めて明示的に「日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー)」に変更することになる。

ところが、VMware Player のゲスト OS として Windows をインストールすると常に、キーボードの種類が「101/102 英語 キーボード」 (ゲスト OS が Windows XP では「101/102 英語キーボードまたは Microsoft Natural PS/2 キーボード」、Windows 7 では「標準 PS/2 キーボード」) と認識されてしまう。
仮想マシンを通してしまうと実際のキーボードが何であれ、英語キーボードと認識されてしまうのはある意味仕方ないことだろう。
なお、キーボードが「101/102 英語 キーボード」と認識されたからといって、キーボードの種類を慌てて「日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー)」に変更する必要は無いと思われる。
試しに、キーボードが「101/102 英語 キーボード」と認識されたままの状態で、幾つかキーボードを叩いて文字を入力してみると良い。
きちんとキートップに刻印された通りの文字が入力されるのが確認できるだろう。

どうやら VMware Player の仮想マシン内の Windows には、キーボードのハードウェアがそのまま見えているのではなく
く、キーボードで入力された文字が渡されるようになっているらしい。
ただし、これが VMware Tools をインストールしていないときでも同じ挙動をするのかまでは確認していない。

ちなみに、Windows 7 の XP モードを変換して作成されたゲスト OS では、キーボードの刻印通りの文字が入力できなかったことを報告しておく。
キーボードの種類を「101/102 英語キーボード [101/102 英語キーボードまたは Microsoft Natural PS/2 キーボード]」から「日本語 PS/2 キーボード (106/109 キー)」に変更して、刻印通りの入力ができるようはなったが、何故このような現象が生じたのかはよくわからない。
また、VMware Player 3.0 を初めて起動したときに XP モードの変換が動作して以来、再びこれを行うことができないので、再現試験が実施できないので、もしかするとどこかで操作を誤ってしまっている可能性も考えられる。

ubuntu の場合

ゲスト OS に ubuntu 9.10 日本語 Remix をインストールしたときも、「英語キーボード」として設定される。

この場合は、OS のインストール後にキーボードの種類を正しく設定し直さないと、キーボードの刻印通りの文字を入力することはできない。

これは、ubuntu ではインストール時にキーボードの種類を自動判定していないことによる。
本来であれば、インストール中にキーボードの種類を判定するためにキー入力を要求するステップが存在するが、簡易インストールではこのステップが飛ばされるために、規定のキーボードである「英語キーボード」として設定されてしまうのだ。

このため ubuntu を VMware Player 3.0 のゲスト OS にしたときは、インストール後に [システム - 設定 – キーボード] メニューで「キーボードの設定」ダイアログを表示し、「レイアウト」タブで日本語 (国/言語: 日本語、系列: 日本) を追加しておくべきだろう。
さらに、「レイアウト」タブで「システム全体に適用」をクリックして、OS の規定のキーボードにしてしまってもといいだろう。

Timezone が America !?

これは多分 Linux 系 OS を簡易インストールを有効にしてインストールしたときに限って生じる不具合だと思われる。
今のところこの症状を確認したのは ubuntu をインストールしたときだけだ。

これについては単に Timezone が America/Los_Angeles になっているだけなのので、Asia/Tokyo に変更しておくだけで片がつく。
ubuntu 9.10 Desktop editon 日本語 Remix なら、[システム - システム管理 - 時間と日付の設定] で変更すればいい。
なお、簡易インストールでは VMware Tools が OS と一緒にインストールされているはずなので、NTP 等を使ってインターネット上のタイムサーバーと同期させる必要もないだろう。

ゲスト OS が Windows のときは、インストールメディアの言語に応じた Timezone が設定されているはずなので、上のような不具合は生じない。

VMware Player のメニューから電源を切ると不正終了

VMware Player 3.0 のゲスト OS として Windows 7 (x86/x64) を使っているときに、VMware Player の [VM – パワー – パワーオフ] メニューで終了すると、次回起動時に不正終了として扱われる。

Start Screen of Windows 7

Windows XP や ubuntu 9,10 Desktop edition 日本語 Remix ではこのような現象は生じない。
もっとも ubuntu 9.10 Desktop edition 日本語 Remix を [VM – パワー – パワーオフ] メニューで終了すると、シャットダウン途中の画面の遷移も無く、強制的に電源を切ったときのようにも見えるので、若干不安を感じなくもないが、その後の起動でも特に問題があるようには見えない。

この原因や対処法については、今のところ何の情報もない。
VMware Player のメニューではなく、ゲスト OS の Windows 7 の中でシャットダウンをする分には、全く何の問題も発生しないので、できるだけ Windows 7 の中でシャットダウンをする方がよさそうだ。

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